国内ミステリー作家た~と

辻村深月さんのおすすめの作品を紹介|甘酸っぱい青春をもう一度

はい、どうも山田絵日記です(^▽^)/

今回は辻村深月さんのおすすめのお話を紹介したいと思います。

 

辻村深月さんといえば、『かがみの孤城』で2018年本屋大賞を受賞していて、今かなり注目度の高い作家さんの1人。

辻村深月さんを一言でいうのならザ・青春ミステリーの名手といったところでしょうか。

学生の本当に微妙な心情の変化、思春期独特の心が揺れ動かされる様をその透明感のある文体で捉えており、中高生から大人まで幅広い層の支持を得ています。

 

では、私がおすすめする辻村深月さんのおすすめ作品を見ていきましょう。

少々長い記事ではありますが、皆様の参考になれば幸いですm(__)m

1.『冷たい校舎の時は止まる』


辻村深月さんのデビュー作で、第31回メフィスト賞を受賞。

私立青南学院高校の生徒達8人は、普段通り学校へ登校する。

あれ?おかしい、学校に誰の姿も…ない。

時計を見ると、時刻は5時53分で止まっていた。

奇妙に思った彼らは校舎を出ようとするが…

 

今度は、玄関のドアが開かない。これって、俺たち校舎に閉じ込められたのか?

「どうして教室に閉じ込められたのか」を8人で話しているうちに、学園祭の最中に飛び降り自殺をした1人の生徒の話になった。

その事件はみんなよく覚えている。

けど、その生徒の顔と名前が全く思い出せない…。

 

彼らの結論としては「その自殺した生徒が自分たちを閉じ込めている」というもの。

さて、自殺したのは誰なのか?

 

登場人物1人1人の視点を読むことになるので最初は多少テンポの悪さを感じてしまうかもしれません。

ですが、慣れてしまえば世界観に吸い込まれて「サクッ」と読めてしまいます。

それも、漫画を読んでいるかのような読みやすさ。

 

慣れるまでの問題ですが、結論を急がず、ゆっくり読書したい人にとてもおすすめのお話。

辻村深月さんの作品の世界観を体に染み込ませ、次の作品に進んでください。

雪降るある日、いつも通りに登校したはずの学校に閉じ込められた8人の高校生。開かない扉、無人の教室、5時53分で止まった時計。凍りつく校舎の中、2ヵ月前の学園祭の最中に死んだ同級生のことを思い出す。でもその顔と名前がわからない。どうして忘れてしまったんだろう―。

2.『スロウハイツの神様』


アパート「スロウハイツ」のオーナーを務め、脚本家でもある赤羽環。

そのアパートに住むのは映画監督や漫画家を目指す赤羽の友人達。

そんな、クリエイターの卵たちの青春小説となってます。

 

色々な方が言いますが、辻村深月さんの良さが全て出ている良作。

特に、前半しれっと伏線を張り巡らせ、後半で少しずつ回収。

そして、最後の最後であの展開…。

…これからも辻村深月さんの作品を読んでいたい…。

自然とそんな気持ちにさせてくれます。

 

辻村深月さんの作品全てに言えることですが、辻村さんが「上下巻」で発売している場合、上巻は下巻をさらに楽しむための準備段階。

「上巻がビミョーだったから下巻はいいかな?」

そう思ってる人。かなり損してますよ⁈

出来れば他の作品も上下巻を一気読みして欲しいのですが、とりあえず本作は上下巻を一気に読んでみてください。

人気作家チヨダ・コーキの小説で人が死んだ―あの事件から十年。アパート「スロウハイツ」ではオーナーである脚本家の赤羽環とコーキ、そして友人たちが共同生活を送っていた。夢を語り、物語を作る。好きなことに没頭し、刺激し合っていた6人。空室だった201号室に、新たな住人がやってくるまでは。

3.『ツナグ』


辻村深月さんといえば、上で紹介した『スロウハイツの神様』か『ツナグ』と思う人は多いと思います。

一生に一度だけ、死者との再会を叶えてくれる「使者」。

そんな、「使者」によって死者と再会する人々を描いた連作短編集。

 

全部が全部感動の再会とはいきませんが、どのお話も生死について深く考えさせられました。

私のイチオシは最後の短編。

それまで「使者」によって死者との再会をするお話でした。

しかし、最後の最後で「使者」視点で物語が繰り広げられます。これは鳥肌もん。

謎が多かった「使者」の真相が明らかになっていく構成に何度泣かされたことか…。

 

テーマが「生死」と多少大人向けではありますが、辻村深月さんらしい、読みやすい構成に文章なのでどんな人でも安心して読めるおすすめの作品です。

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一生に一度だけ、死者との再会を叶えてくれるという「使者」。突然死したアイドルが心の支えだったOL、年老いた母に癌告知出来なかった頑固な息子、親友に抱いた嫉妬心に苛まれる女子高生、失踪した婚約者を待ち続ける会社員…ツナグの仲介のもと再会した生者と死者。それぞれの想いをかかえた一夜の邂逅は、何をもたらすのだろうか。

4.『サクラ咲く』


青春のシーンを完璧に書き上げた表題作を含む3編を収録した短編集。

辻村深月さんが初めて児童書にチャレンジしたこの作品ですが、とても濃い青春がそこにあります。

どのお話も主人公がばらばら、中学や高校が舞台。しかし、それぞれ、他のお話にリンクしているので連作短編として楽しめます。

 

個人的感想としては、最初の2編は「丁寧に作られている児童書」という印象。

しかし、最後の『正解で一番美しい宝石』は逸材でした。

この短編が収録されているだけでも本作に読む価値は十分にあります。

塚原マチは本好きで気弱な中学一年生。ある日、図書館で本をめくっていると一枚の便せんが落ちた。そこには『サクラチル』という文字が。一体誰がこれを?やがて始まった顔の見えない相手との便せん越しの交流は、二人の距離を近付けていく。

5.『かがみの弧城』


辻村深月さんの最高傑作は『スロウハイツの神様』だと確信していましたが、本作も負けず劣らずの傑作。

これで、どちらが辻村深月さんの最高傑作なのかわからなくなってきました。恐らくどっちらも最高傑作なのでしょうが。

 

中学1年生のこころはある出来事をきっかけに学校に登校しなくなりました。

ある日いつものように家で1人で居ると、突如部屋の鏡が輝き始め、手を延ばすと鏡に吸い込まれてしまった。

吸い込まれた先はお城。

そこには狼のお面を付けた少女に、こころと同じく「鏡に吸い込まれてしまった」という6人が。

お面の少女が言うには、「この城のどこかに願いをかなえてくれる”鍵”がある。その鍵を探せ」

 

これほど優しい話があるだろうか?!

 

主人公が中学生なので最初はうまく感情移入できるのか心配でしたが、さすがは辻村深月さん。

読み手がスムーズに感情移入できるようにしっかりキャラの設定を作りこみ、作品構成も完璧でした。感情描写のお見事。

大人でもすんなりと理解できますよ(^^♪

 

単行本にして550ページ超。

本を読みなれている私でも少し躊躇してしまうボリュームでしたが、一読の価値は十分にあります。

なので、必ず最後のエピローグまで目を通してください!!

ファンタジーとリアルが絶妙に混ざり合っていて大変素晴らしい小説でした。

あなたを、助けたい。

学校での居場所をなくし、閉じこもっていたこころの目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。そこにはちょうどこころと似た境遇の7人が集められていた――
なぜこの7人が、なぜこの場所に

今回はここまで

5作品にわたり辻村深月さんのおすすめの作品を紹介してきましたが、今回はこの辺でやめにしておきましょう。

 

こんな感じで辻村深月さんのおすすめを紹介させていただいていますが、実はまだ辻村さんの作品はすべて読んでいません。(12作ほどは読ませていただいていますが)

なので、この記事で紹介した作品以外にも辻村深月さんの面白い作品がありましたら、ぜひこの記事のコメント欄にて教えてくださいm(_ _”m)

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