知念実希人『螺旋の手術室』-結末に慟哭する医療ミステリーでした

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読書メーター読みたい本ランキング1位

悲しくも驚愕の超どんでん返し

 

私の大好きな作家

知念実希人さんによる

慟哭の医療ミステリー『螺旋の手術室』

 

“螺旋の手術室”は以前

知念実希人先生が書いた“ブラッドライン”の改題

まあ、ブラッドラインは単行本での題名

文庫本は螺旋の手術室って感じの解釈でいいと思います

 

買って絶対に損はしない素晴らしい作品ですので

是非、読んでいただきたい

 

 

知念実希人『螺旋の手術室』

 

 

螺旋の手術室 あらすじ

 

鳴り止まぬアラーム、止まらぬ鮮血、飛び交う怒号

 

簡単な、腹腔鏡手術を受けていた

純正医大第一外科の准教授にして教授選の候補者だった冴木真也は手術中に不可解な死を遂げた

 

この手術後から物語は動き始める

 

そして、同じく純正医大教授選の候補者であった

光零医大の馬淵公平も暴漢に襲われ死亡し、警察の捜査では連続通り魔事件の一つとして進んでいきます

教授選候補者が次々に死んでいく

そんな偶然があるのか

 

そして、探偵崩れの増本達夫が遺した言葉の意味とは

 

父である真也の不可解な死に疑問を感じた冴木裕也は、謎を解明すべく事件の調査に乗り出した

もう一人の教授選候補者にして候補者の中で    唯一の生き残り川奈敦に接触を試みる

 

“完全犯罪”の裏にある医師の苦悩と苦痛を描く

悲しい医療ミステリー

犯人が犯行の裏に秘めた思いとは

 

探偵が遺した謎の言葉とは

 

裕也は事件の独自捜査の中で大学の

周辺を嗅ぎ回っていた探偵の増本が何か大きな情報を握っていると考えた

 

しかし、増本は最初に殺された馬淵の後に

殺害されていることが発覚します

 

そこで裕也は実家に直接行き、増本の友人と名乗り自宅に潜入

得ることのできた情報は大きかったものの増本の

汚い字を解読できたのはごく一部

 

『川奈敦 帝都准教授 missキシ』

『冴木真也 純正准教授 1/2ダンスhunt…』

P.178より

 

探偵が遺した言葉が解明されたとき

「ブラッドライン」から「螺旋の手術室」に改題して正解だったと感じました

 

螺旋の手術室『幕間』

 

第二章と第三章の間に挟まれる“幕間”

 

いきなり物語の色が変わりかなり異質なものでした

 

この伏線が回収されるのは螺旋の手術室の終盤ですが

知念実希人さんの伏線回収はかなり上手いと感じることができました

“幕間”が何故あったのか理解したときの

顔は→( ゜.゜) ポカーンって感じ

 

押さえておきたいポイント

 

螺旋の手術室は読みごたえがあると同時に複雑なため

私の語彙力では大事な説明が抜けてしまいそうなので

そこを補うという意味でも重要な点をまとめます

 

・純正の教授である海老沢は教授選の候補者でもないのになぜ殺害された?

 

・馬淵が遺した言葉の意味

 

・真也に打たれていた抗血栓薬はいつ誰によって打たれたのか

 

・捜査の妨害をするべくボイスチェンジャーを使用し裕也を脅迫したのは誰か

 

・そもそもこの事件に共通点があるのか?

 

・そして、なぜ被害者達は殺された?

 

個人的にこの辺りは押さえておきたいです

 

螺旋の手術室 感想

 

最後になりますが

螺旋の手術室では、教授選での連続死、通り魔殺人、そして裕也の家族関係

すべての答えは一つだがそれぞれの要素で考えさせられました

 

単純に医療ミステリーとしても面白かったですが

読み終わって、家族愛とは何かをすごく考えました

 

知念実希人さんの冒頭から引き込まれる技術に魅せられ一気読みできましたね

螺旋の手術室を読む際は、徹夜を覚悟して読んでください(ノ∇≦*)

 

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