制服美少女が企てた計画とは?/知念実希人『 屋上のテロリスト』

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今回紹介する小説は

死神シリーズで有名な

知念実希人さんで【屋上のテロリスト】です。

 

とにかく知念さんの今作品は

読みやすく、山田の好み!超ドストライクでした!!

無数にある小説でまた読み返したいと思える

作品に巡り合える幸せって言葉にしがたいですね。

 

前置きはここまでにして

作品の紹介に入りますね(*^_^*)

 

あらすじ

 

広島、長崎に原発を落とされてもなお降伏をしなかった日本

さらに、三発目を新潟に落とされてしまう。

四発目、東京に落とされそうになり降伏。

 

そして、終戦を迎えた日本は二つの国に分断されます。

 

西日本共和国と東日本連邦皇国。

太平洋戦争を境に分断された二つの日本。

 

その国境には、巨大な『壁』が建ち本州を縦に切り裂いている。

西日本側の群馬、埼玉、東京と東日本側の福島、栃木、茨城、千葉の間、数百キロにも及ぶコンクリート製の壁は山間部にある低い部分でも

五メートル以上あり

千葉県と東京都の境のような、互いの国の重要な都市が隣り合っている場所では、その高さは二十メートルに及んでいた。

 

(P.13,14より)

 

 

このように西と東で日本が分かれているif世界を

題材とした作品です。

 

そんな世界の西日本に住む高校生

酒井彰人(さかいあきと)

この高校生がかなりの変態で死ぬことに憧れているのです。

 

「身近というか…、憧れっていう方が近いかもしれない。

死んで、『自分』って存在が消えて混沌の中に溶けていく。

それってすごく幸せなことのような気がするんだ」

 

(P.19より)

 

 

そんな変人の彰人君が屋上から飛び降り自殺を図ろうと

していると一人の少女が話しかけてきた。

 

この子こそが彰人と読者を最後の最後まで翻弄し続ける

少女、佐々木沙希(ささきさき)

 

折角の自殺日和に水を差されてしまった彰人

自殺は後日改めてすることにし、帰宅しようとする

そこで、沙希は暇だから話し相手になってと引き止める

 

しばらく話をして帰り際に沙希にある誘いを受ける

 

「そうだ、君さ、バイトする気ない?」

(P.23より)

 

 

 

これから死ぬ人間にバイト?

 

どんな危険な仕事でもこなしてくれる人

死ぬのが怖くない人にはうってつけのバイトだという。

 

沙希の言うバイトとは?

いったい何を企んでいるのでしょうか?

 

 

感想

 

物語は、核爆弾、生物兵器など

今の平和な日本ではほとんど聞くことがない物騒な単語を

よく目にする作品です。沙希はただの犯罪者ではないのか?

なんて考える場面もありましたがそんな事はなく

ホッとしました(* ´艸`)

 

終始、テロが行われる作品ですが、キャラの一人一人が立っていて、笑いもあるので楽しく読むことができますし

沙希の本当の企みが明らかになってきた後半は思わず胸が躍ってしまいますね(^^♪

 

 

見所

 

やはり、沙希のテロ計画の行く末は

かなり気になるポイントですね。                    

 

そして、沙希に翻弄され続ける彰人は無事に死ぬことができるのでしょうか?

 

 

魅入ってしまう!

 

なんといってもこの小説の一番の見せ場は

計画をいかに進めどのような手口で進めて行くのかという点でしょう

 

その手口はとても鮮やかで最初は意味のない行動に思えるが

最後には「おいおい、まじかよ」、「これも伏線だったのか」と思わず声が出てしまう。

 

知念先生のストーリー構成がとても上手く

伊達に“大傑作エンターテイメント”は謳っていないとしみじみ思いました。

 

最後に

 

読者は、クライマックスまで沙希の手の上で踊らされることになる。帯の“あなたは100回騙される”というのも言い過ぎではあるが、強ち間違いではないだろう。

 

“屋上のテロリスト”というタイトルからテロ小説なのかと

どこか難しい印象を持った人もいると思いますが

ストーリーのテンポが良いためかなり読みやすい作品ではないかと思います。

 

気軽に手にとって是非読んでほしい作品ですね。

 

今回も最後まで読んでいただきありがとうございます。

またこのブログにてお会いしましょう♪