ホラー小説

木犀あこ『 奇奇奇譚編集部 ホラー作家はおばけが怖い』-今後に期待大!!

第24回日本ホラー小説大賞優秀賞受賞作品

木犀あこ

『奇奇奇譚編集部 ホラー作家はおばけが怖い』

読了しました。

 

第24回日本ホラー小説大賞

正直なめてました。

 

読み終わってみると

これがまた、面白いこと…

 

 

木犀あこ 『奇奇奇譚編集部』ホラー作家はおなけが怖い』

 

物語の主人公

売れないホラー小説家

熊野 惣介(ゆや そうすけ)

 

その相方

ビザール社奇奇奇譚編集部に勤める

善知鳥 悍(うとう かん)

 

熊野は幽霊が見える

ホラー作家なのだ

そこで実際に見た霊を小説にし

究極のホラー小説を作るべく

とあるスカイラインに足を運んでいた

 

「ぼくは熊野惣介といいます。

新人ホラー作家です。といっても、まだ1冊しか本が出てないんですけど」

P.22,23より

 

 

幽霊に律儀に自己紹介するかよ(笑)

と思わずツッコミを入れたくなりました

 

そんな2人は、いくつかの心霊スポットで調べ巡っていた。

 

数週間ある共通した霊に出会っていた。

“怪音声”を発し跡形もなくその場から消える…

熊野は幼い頃から幽霊を見ているがそんな霊は見たことがない。

 

そして、もう1つ

噂が先に広まり、その通りの霊が出る

ということ

 

話が進行していくと

さらなる謎が増える

 

霊の姿は

新人小説家の作品に登場する

ものばかり

作家たちは口を揃えて

羊蹄書房の真垣とうい編集に

原稿を見てもらったというのだ。

 

物語が進むにつれ、謎は深まるばかり

熊野達は究極のホラー小説を

完成させることができるのか。

 

 

ホラー小説として欠けている部分

 

先に言っておきます。

批判ではないです。

 

”奇奇奇譚編集部”は経験が浅いであろう作家さん

が書いているので仕方がないです

 

たしか、審査員の一人である

綾辻行人さんも言っていた気がしますが

 

圧倒的に“怖さが足りない

 

言い方に語弊があるが

霊が怖くない

確かに容姿は怖い

だが、物語の後半から可愛いとすら思えてきます。

 

幽霊を可愛く描けるのは、木犀あこ先生の魅力ともとれる気がするが

ホラー小説としては物足りなさを

感じてしまう方もいるかもしれません。

 

 

話は二話構成

 

実は本編は165ページで

終わっているのです

 

そのあとは

熊野と善知鳥がであった頃の話

 

そこから先に読むべきだった

 

なぜなら、本編では二人の出会った

経緯書いておらず

読み始めの数ページは少し困惑していたからだ

 

関係性をしっかり整理したほうが

個人的には感情移入しやすいと思います

それに、物語の理解度も変わってくる。

 

理解力が乏しい私の意見ではありますが

一度、後半を読んでから

本編に入っても問題ないと思います。

 

 

最後に

 

怖くないのは

ホラー小説として致命的ではないのか?

そう感じたが

 

裏を返せば

ホラー小説入門にもってこいなのだ

 

それに、ホラー要素以外にも

奇奇奇譚編集部にはミステリー要素も少なからず

含まれている。

 

このミステリーがかなり面白い

 

アイディアが面白いのはもちろん

話に一貫性がある。

個人的には木犀あこ先生の

ミステリー小説が読んでみたいですね。

 

このままホラー路線なのか

はたまた本当にミステリーを書いてくれるのか

どちらにせよ今後の木犀あこ先生の

作品は要チェックですね。

 

今回の経験を得てさらに

面白い作品を期待しています。

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