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【上木らいち】早坂吝の大人気シリーズの読む順番を紹介

本格史上最もエッチなミステリー小説、上木(かみき)らいちシリーズの順番とあらすじ、感想など紹介していきますよ!!

 

らいちシリーズの作者、早坂吝さんはどんな材料でも本格推理に変えてしまうという、まさにミステリー界の怪物。

物語の後半は読者の固定概念を逆手に取った美しい叙述トリックで世界観をひっくり返し、読者もひっくり返す。

 

らいちシリーズは特にやりたい放題で本格ミステリーに新しい要素をどんどん追加していくので読んでいて楽しいです。

当記事では、上木らいちシリーズの読む順番と感想を紹介しています。

ぜひ参考にしてくださいm(_ _”m)

早坂吝さんの作風など

デビュー作は『○○○○○○○○殺人事件』、らいちシリーズ第一作に当たる作品です。

しかも、第50回メフィスト賞も獲得しているんですよ!!

確かに、メフィスト賞特有の癖の強い感じでメフィってました。(メフィるとはなに?)

 

早坂吝さんの作風は先程書いた通り、読者の固定概念を逆手に取った叙述トリックで世界をひっくり返すのが特徴的だと思います。

しかも、読み返すと「あ、ここ伏線だ」ってちゃんと納得できるし、そこまで強引な手法ではないので、フェアなミステリーが成立しています。

 

あとは、どんな題材からも本格推理の一部とする、まさに早坂流ですね!!

これに関しては、一度早坂吝さんの作品を読んでいる方は納得できると思います。

良い例がまさに『上木らいちシリーズ』なのですが。

以上、二つの要素が他のミステリー作家と差別化しているのかなと思います。

 

2014年にデビューしていて、作品はあまり多くないのです。

これからの若い作家さんなのですが、作品自体は本格好きにはめっちゃ刺さりますよ!!

本格ミステリー好きの人はチェックしておきたい作家さんの一人。

ちなみに、私は、早坂吝さんの宣伝大使に任命されたいです(願望)

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上木らいちシリーズとは

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順番を紹介する前にどんなお話なのかを紹介していきたいと思います。

 

上木らいちシリーズというくらいだから、上木らいちという探偵役が必ず出てくる。くらいは予想できますよね。

 

その上木らいちですが、実は援交探偵という肩書があるのですよ!!

先程、早坂吝さんは“どんな題材からも本格ミステリーの一部とする”と言いましたが、上木らいちシリーズは、俗にいうエロミスってやつです。

しかも、官能小説ばりのエロ全開系です。

 

ただのエロミスくらいでは、記事にするほどの作品でもないのですが、完全にエロを本格推理の一部にしているので本格ファンもたまらないシリーズに!!

ですが、人を選ぶお話なので『○○○○○○○○殺人事件』を読んで苦手なら、それ以降は読まない方が良いと思います。

上木らいちシリーズの読む順番

では、上木らいちシリーズの順番とあらすじを紹介させていただきますね(^^♪

 

上木らいちシリーズは、最初の『○○○○○○○○殺人事件』を読んでしまえば基本、順番とかは気にしなくて大丈夫です。

しかし、シリーズものなので、順番に読んだ方が面白いのは確か。

ということで、当サイトでは、順番で読むことをおすすめします。

1.『○○○○○○○○殺人事件』


さっきからちょいちょい名前が出ていますが、本作が上木らいちシリーズ1作目にして、第50回メフィスト賞受賞作です。

 

小笠原諸島にある再従兄弟島(またいとこじま)その島にあるブログを通じて仲良くなった7人が毎年遊びに行きますところから、物語が始まります。

島に着き楽しいバカンスの始まり!!とはいかず、島に着いて翌日ある人物が失踪…。

 

どうやら、クルーザーに乗り島から脱失したようでした。

厄介なことに、唯一クルーザーを運転できる人物が姿を消してしまったのです。

これで、らいち達は島に閉じ込められてしまいました。

その状況下で起こるのは殺人事件。

 

ストーリーも魅力的ですが、もっと魅力的なのは本作は、犯人を当てるのではなく“タイトルを当てる”のです。

タイトルの「○○~」の部分はあえて伏せており、その中に入るあることわざを当てろというものです。

ミステリーは結構読んでいるつもりの私ですが、“タイトル当て”なんて初めて見ました。

 

シリーズのなかで、最も人気な本作。

上木らいちシリーズは語るうえでは、外せないお話です。

アウトドアが趣味の公務員・沖らは、仮面の男・黒沼が所有する孤島での、夏休み恒例のオフ会へ。

赤毛の女子高生が初参加するなか、孤島に着いた翌日、メンバーの二人が失踪、続いて殺人事件が。

さらには意図不明の密室が連続し…。

2.『虹の歯ブラシ 上木らいち発散』


は~い、続いてシリーズ2作目です!!

前作は、“タイトル当て”と前代未聞の読者への挑戦状を叩き付けました。そして、内容も完璧(*’ω’*)

 

ハードルが上がりきった状況で2作目…。正直、駄作だったらどうしよう。

そう思った私を許していただきたい!!

前作を凌駕する仕掛けの多彩さには、圧巻でした。

一つだけ注意。エッチなことに気を取られると真相を見失います…。

 

今回は、連作短編集となっていて一気に読む方も、少しずつ読む方も読みやすい、新設設計です。

初めての連作短編にもかかわらず、相変わらず読者の斜め上の発想で本格に新たな可能性を与えてくれました。

上木らいちは様々な客と援交している高校生で、名探偵でもある。

殺人現場に残された12枚の遺体のカラーコピー、密室内で腕を切断され殺された教祖、隣人のストーカーによる盲点をつく手口―数々の難事件を自由奔放に解決するらいち。

3.『誰も僕を裁けない』


ある日、らいちの元に名門企業の社長から「君をメイドとして雇いたい」という手紙が届き東京にある異形の館に行くことに。

そこの、家庭内で起こる連続殺人事件に巻き込まれてしまうお話。

 

1作目からそうでしたが、上木らいちシリーズは「社会派エロミス」なんですよ!!

本作では、完全体「社会派エロミス」に成長していて、早坂さんの作品を追ってきて良かったと感じました。

 

しかも、今回は“最強の援交探偵”×異形の館と来ました!!

…早坂さんもう最高です。

上木らいちシリーズのなかでも、特に人を選ぶ2作目と違い、本作はそこそこ、一般受けしそうな作品。

もしも、2作目で見限った人がいるのなら、本作まで読んでいただきたい。

「援交探偵」上木らいちの元に、名門企業の社長から「メイドとして雇いたい」という手紙が届く。

東京都にある異形の館には、社長夫妻と子供らがいたが、連続殺人が発生!

4.『双蛇密室』


上木らいちの「お客様」である藍川刑事、“二匹の蛇”の夢を幼い頃からみていることを話します。

どうやら昔、二匹の蛇に襲われたことが由来のようです。

しかし、その話の矛盾点を指摘したらいち。両親が無いか隠しているのでは?と思った藍川は意を決して実家に向かう。

そこで、両親から蛇にまつわる二つの密室事件を告白された。

 

満を持して4作目のシリーズ。Amazonで評価をするなら文句なしの☆5ですね!!

 

恐らく、早坂吝さんはこのバカミスアイディアを閃いてしまったのでしょうね。それなら作品にするしかありません。

もう決心しましたよ。「これから、らいちシリーズが発売されたら何があっても、どんな作品よりも先に読む」ということを。

こうなってくると5作目が楽しみで待ち遠しいです!!

「援交探偵」上木らいちの「お客様」藍川刑事は「二匹の蛇」の夢を物心付いた時から見続けていた。

一歳の頃、自宅で二匹の蛇に襲われたのが由来のようだと藍川が話したところ、らいちにそのエピソードの矛盾点を指摘される。

両親が何かを隠している?

5.『メーラーデーモンの戦慄』


1週間後、お前は死ぬ―

メーラーデーモンを名乗る者から届く、死を予言したメールを受信した人は、かならず殺害される。

さて、この事件の行きつく先は…

 

あえて、言わせていただこう。

現時点で、シリーズ最高傑作です。この1冊で早坂吝さんの力量が窺えます。

 

しかし、ここで注意が一つ。

本作は前作で登場した人物と建物の後日談も書かれています。

なので、必ず4作目を読んでから読みましょう♪

 

ところで、上木らいちシリーズはこれで終了してしまうのでしょうか。

なぜか、懐かしい人物が登場して、雰囲気的に最終回を彷彿してしまいます。

「一週間後、お前は死ぬ」
メールを受信した人たちが殺害される!

傷心の藍川警部補は「青の館」へ。そこには訳ありの宿泊者たちが――。

これからも読み続けたいシリーズ

早坂吝さんの発想と、大胆さ、それにしっかり伏線回収こそが読者に支持されているんですよね。

上木らいちシリーズは、良い意味でも悪い意味でも“行き過ぎたエロミス”ですが、これからも読み続けたいシリーズものの一つです。

 

ちなみに、上木らいちシリーズを「エロミス」や「バカミス」と表現していますが、これは本作を称賛している言葉です。

決して、揶揄などはしていません。

この記事が皆様の参考になれば幸いです(*’▽’)

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