国内ミステリー小説

柳広司『ジョーカー・ゲーム』-D機関シリーズが面白すぎてやばい!

今回は

柳広司『ジョーカー・ゲーム』についてです。

 

 

第30回吉川英治文学賞受賞作品で

柳広司さんの代表作品なんですよ。

 

 

『ジョーカー・ゲーム』

 

収録作品

 

  • ジョーカー・ゲーム

 

  • 幽霊(ゴースト)

 

  • ロビンソン

 

  • 魔都

 

  • XX(ダブル・クロス)

 

以上の5つの著書となっています。

 

各話で、スパイが任務を遂行していくのがメイン。

 

読んでいると

「柳広司さん力作の力作だな」と感じますね。

 

それでは、あらすじに入っていきます。

 

 

ジョーカー・ゲーム

 

昭和12年陸軍の多数の反対を半ば強引に押し切って結城中佐の提案で作られた

スパイ養成学校通称“D機関”

 

D機関の過酷な訓練に耐え抜いた12名

彼らは、お互いの素性を一切知らない

記憶力、忍耐力、戦闘力

どれをとっても常人を優に超えていた。

そんな12人を佐久間中佐は“化け物”と評価した。

 

佐久間中佐とは今作の中心人物でD機関に参謀本部の武藤大佐の命令により

連絡係兼監視役として派遣された人物。

 

のちに結城中佐に観察力、推理力を評価されD機関で訓練を受けないかと

誘われるも断っている。


ジョーカー・ゲーム最初の作品は

D機関が作られた経緯と訓練生がどれだけ“異常”なのかを書き記しています。

 

 

幽霊(ゴースト)

 

彼に与えられた任務は

爆弾テロ計画の容疑で疑われている英国総領事のアーネスト・グラハム氏の調査。

 

機関員の蒲生次郎は「テーラー寺島」の店員という肩書を使い

顧客であったグラハムのチェス相手とし、調査を開始する。

 

誤認逮捕だった場合、日米の関係悪化は必然。

失敗は許されない任務だった。

 

心証的には“白”

状況証拠では“黒”


大好物です。ご馳走様でしたっ!!

完全に私のツボを押さえている作品でした。

 

「間違いでは許されない」そんな

任務の中蒲生は正しい判断を下し

無事に任務を遂行することができるのか。

 

とにかく蒲生が好きすぎる!!

 

 

ロビンソン

 

情報収集のため伊沢和男はロンドンに

潜入していた

 

だが、新米外交官が伊沢の情報を漏らしてしまった事がきっかけで

英国諜報機関、ハワード・マークス中佐に

捕まってしまう。

 

隙を見て、逃げ出すもマークスの罠に

掛かってしまい失敗に思われたが…


D機関を抜かりなさを実際に感じられる

お話でした。

結城中佐はどこまでも見透かしていて

「未来予知でもできるのか!?」とツッコミを入れたくなりましたねw

 

 

魔都

 

上海憲兵隊に配属となった

本間栄司軍曹は上官である及川政幸大尉に呼び出された。

そこで、「内通者を探れ」と命令を受ける

その直後

 

及川の自宅が爆破された。

 

内通者の仕業と感じ本間は

調査を開始した。

 

犯人まであと一歩

本間が目にした真実とはなんなのか。


これは収録作品の中でもかなり異色

物語の中心にD機関の人物はいないのです。

 

これぞ、スパイ小説だと感じさせられる作品でした。

 

 

XX (ダブル・クロス)

 

D機関の機関員は“軍人以外”で構成されている

だが、軍人から唯一スカウトされた

 

飛崎弘行は卒業試験として

ドイツとソ連の二重スパイだった

カール・シュナイダーの調査を任された。

 

飛崎が監視中、シュナイダーは何者かに殺害されてしまう。


シュナイダーが殺害されたとか

正直どうでもいいですw

 

ネタバレ防止のためあまり深く書けませんでしたが

この話の最後、少しうるっときました。

年を重ねると涙腺が弱くなっていけませんねw

 

 

終わりに

 

柳広司さんの力作と感じられる

今作品は、4冊ほどのシリーズ物でして

ジョーカー・ゲームはそのシリーズの第一作目の作品なんです

 

それと

 

ジョーカー・ゲームってアニメ化してたんですね。

最近読み返したので調べてみたのですが

結構前にアニメやってたみたいですw

今度時間見つけてみなければ!

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