海外ミステリー小説

エラリー・クイーンのおすすめ作品を語らせて【入門編】

エラリー・クイーンさんの入門におすすめの作品を紹介していきます。

エラリー・クイーンさんは1905年~1982年まで活躍していた、言わずと知れたミステリー界のレジェンドですよね。

その人気は現代までも続き、熱烈なファンもいるようです。

というか、私自身、エラリー・クイーンさんの熱烈なファンなんですが(≧▽≦)

 

さて、今回は、そんなクイーンさん入門におすすめの作品をいくつか紹介させていただきます。

エラリー・クイーン「国名」シリーズのおすすめ作品

エラリー・クイーンという名を聞くと、大体の人が、本シリーズか悲劇四部作のどちらかを思い浮かべると思います。

結論を言うと、エラリー・クイーンの入門作品に最も適しているのが、「国名」シリーズか、悲劇四部作のという事です。

「まずは何から読んでいいのだろう…」と悩んでいる人は、ぜひこの2シリーズの中から読んでいってください。

1.『ローマ帽子の秘密』


エラリー・クイーンと言えば「国名」シリーズ!!

エラリー・クイーンさんを語る上では外せない超メジャーシリーズなのです。

 

そして、本作が「国名」シリーズの第一作目&エラリー・クイーンさんデビュー作。

昔、エラリー・クイーンという海外のミステリー作家が「国名」シリーズという、最高に面白い作品を書いている。

と教えてもらいさっそく読んでみると、、、

想像通りエラリー・クイーンさんの作品にどハマりしました(;^ω^)

 

あまりにもクイーンさんのロジックが凄すぎて、しばらく他のミステリー作品を読めなくなったことを思えています。

そして、「国名」シリーズはどのお話も面白く、どれも読む価値が十分にある、いや、読む価値がありすぎる大傑作シリーズ!!

本格ミステリー好きを唸らせた「国名」シリーズ記念すべき第一作。未読の方はさっそく読んでみましょう!!

観客でごったがえすブロードウェイのローマ劇場で非常事態が発生。劇の進行中に、NYきっての悪徳弁護士と噂される人物が、毒殺されたのだ。

2.『フランス白粉の秘密』


「国名」シリーズの第2作目。

本作も、エラリー・クイーンさんの入門として個人的に読んで欲しい作品。

 

亡くなった雑貨店の社長夫人の持ち物の中から娘の口紅が見つかり、状況的に娘の犯行に思われるがその娘は失踪していた。

あらゆる証拠を元に真相を見破るも、法的に犯人を有罪に出来る証拠がない。

 

など興味をそそられるマゾがいっぱい詰まっています!!

そして、最後には「アッ」と驚く出来事がラスト一行に集約されています。

 

最後の最後まで気を抜かずに慎重、慎重に読み進めてください…

そういわれても結局驚いてしまうのですが…(*^^*)

〈フレンチス百貨店〉のショーウィンドのベッドから女の死体が転がり出た。容疑者はその時デパートにいた全員。そして、誰もが犯行の動機を持ち……。

3.『ギリシャ棺の秘密』


またまた、「国名」シリーズから!!本作はシリーズ4作目。

そして、「国名」シリーズの最高傑作と言われているほど評判が高く、その面白さはダントツ!!

 

個人的に本作の最も気に入っている点は“名探偵”ならぬ“名犯人”が登場したという事。

 

犯行を隠ぺいするためのワナが巧妙で、思わず「おぉ~」と歓声を上げてしまいました。

さすがの名探偵もこのワナには引っかかってしまい、途中で推理を誤ってしまいます。

 

名探偵だけでなく名犯人の行動にも注目して読んでみてください。

かなり複雑な作品ですが、あの2転、3転する展開はかなりワクワクしました。

エラリー・クイーンという人物を知る上で、本作は必ず読んで欲しい作品の一つです。

盲目の大富豪・ハルキス氏の死が全てのはじまりだった―。葬儀は厳かに進行し、遺体は墓地の地下埋葬室に安置された。だが直後、壁金庫から氏の遺言状が消えていることが発覚する。

4.『エジプト十字架の秘密』


はいまた、「国名」シリーズです(;・∀・)

「もうわかったから、国名シリーズは以外で頼むよ…」って思いました?!

ですが、これまでは紹介させてくださいm(__)m

 

それは、本作は『ギリシャ棺の秘密』と並んで「国名」シリーズの傑作と言われている作品なんです。

 

「国名」シリーズの魅力は何といっても…

  1. 首なし連続殺人
  2. 事件を解決する美しすぎるロジック
  3. 犯人の意外性

この3つでしょう。。

上記で挙げさせてもらった3つすべてが「国名」シリーズの中でもずば抜けていました。

 

さらに、今回のお話では主人公が広範囲に移動することにより新たな楽しみが生まれ、結果作品自体の面白さが倍増。

 

本格ミステリーは今もなお、新作が登場していますが、エラリー・クイーンさんの『エジプト十字架の謎』ほど面白い作品はそう何度も出会えません。

ファンの人だけでなく、少しでもミステリーが好きな人には、強く推薦したい作品です。

ウェスト・ヴァージニアの片田舎でT字型のエジプト十字架を模して道標に磔にされた首なし死体が発見される。全てが“T”ずくめの奇怪な連続殺人の真相とは!?

エラリー・クイーン「悲劇四部作」のおすすめ作品

しつこいようですが、クイーンさんを初めて読むのなら、「国名」シリーズか、この「悲劇四部作」から読むことをおすすめします。

 

四部作というくらいですので、シリーズは全4作。

必ず順番に読みましょう。これは鉄則です( ・`ω・´)キリッ

理由は、すべてを順番通りに読んで初めて名作になるからです。

ジグソーパズルのように、どれか一つでもかけてしまうと、完成されない。

 

紹介する順=読む順番ですので、必ずその通りに読んで下さいm(_ _”m)

1.『Xの悲劇』


ドルリー・レーンを主人公とした「悲劇四部作」の第一作です。

エラリー・クイーンさんの入門におすすめの作品を聞かれれば、「悲劇四部作」を挙げずにはいられない!!

それくらい面白い作品なのです。

 

満員電車の中で株式仲介人が殺害されます。

犯行に使われた凶器はコルクの玉と針で作られた奇妙なもの。その凶器に毒が塗られていました。

第2、第3、と大胆な殺人が続くもいずれも目撃者はいない。そして、「犯人を知っている」という謎の人物から手紙が届く…。

という内容。

 

「エラリー・クイーンといえば、悲劇の四部作だ」と叫びたくなるほど、ミステリー水準の高い濃厚なシリーズ。

ロジックだけではなく、物語もちゃんと面白く、まさに名作の2文字が似合う。

 

悲劇四部作は、くれぐれも間違えた順番で読まないでくださいね。

正しい順番で読むことにより、このシリーズがどれほどすごい作品なのか、わかりますから。

満員電車の中で発生した殺人事件。被害者のポケットからは、ニコチンの塗られた針が無数に刺さったコルク球が発見された。群衆ひしめく巨大なニューヨークで続く第2、第3の大胆な殺人にも、目撃者はいない。

2.『Yの悲劇』


「悲劇四部作」の2作目です。

よく、「『Xの悲劇』と『Yの悲劇』、どっちが面白い?!」と聞かれたり、ネットでの会話を見たりしますが、どっちが面白いなんてありません。

4冊揃っての名作なので、全部面白いのです!!

 

さて、本題の内容ですが、個人的に注目すべき点はたった1つ。

犯人は誰なのか…ではありませんよ。

もちろんそこも重要なのですが、そこは後回しで構いません。

 

注目して欲しいのは、事件現場には凶器になり得る物が多くあったのにも関わらず犯人は何故“マンドリン”を凶器として採用したのか。という1点です。

マンドリンとは、ギターの2分の1ほどの大きさで、非常に軽い楽器です。

 

もう一度言いますが、現場には他に凶器に向いている者はあったのです!!

…では何故マンドリンを凶器に選んだのでしょう。

大富豪ヨーク・ハッターの死体がニューヨークの港で発見される。毒物による自殺だと考えられたが、その後、異形のハッター一族に信じられない惨劇がふりかかる。

3.『Zの悲劇』


『Yの悲劇』のお話から、10年後の物語。

悲劇四部作の最初から登場していた、サム警視は引退し、娘と探偵事務所を経営して生活しています。

ある日、サム元警視は、娘共に訪れた町で殺人事件が発生し、アーロン・ドウという人物が逮捕された。

娘の推理により、アーロンは無実と推理し、ドルリー・レーン協力の元、アーロンの無実を証明しようとする。

しかし、突如アーロンが脱獄したタイミングで第2の事件が起こります。

自体はどんどん悪化するばかり…。

 

ドルリー・レーンが失敗を重ねて、最終的に事件を解決するスタイルは10年経っても変わらずです。

 

ですが、ここにきて、変更点が1つ。

それは、主人公がサム警視の娘・ペイシェンスになったという点。

ペイシェンスとレーンの推理合戦は、どちらも理論が美しく、読みごたえバッチリでした。

黒い噂のある上院議員が刺殺され、刑務所を出所したばかりの男に死刑判決が下されるが、彼は無実を訴える。

4.『レーン最後の事件』


いよいよ四部作、最後の作品。

タイトルに、”最後”とあるので、読む前から覚悟はできていましたが、読後は悲しみで立ち尽くすことしかできませんでした。

出来る事なら、これからも読み続けたい名作…。

 

さて、本作を読むにあたっての前知識は、なるべく入れて欲しくないので、ネタバレ記事などは読まないでください。

ただ、本作を読むのなら、ラスト4ページ。これは噛みしめるようにして読んで下さい。

文字を追うごとに大きくなる心臓のバクバク音を実感しながら、ゆっくりとです。

 

そして、悲劇四部作を順番通り読んだ人は、その結末でこう思うでしょう…

「あぁ、これはX、Y、Zのそれぞれが1章で、本作が最終章だった」っと。

私立探偵サム元警視を訪れた奇妙な七色の髭の男。何百万ドルもの価値がある秘密に繋がる手がかりの入った封筒を預かってほしいというその依頼が、一同をかつてない悲劇へと導いていく。

エラリー・クイーン他の作品でのおすすめ

入門におすすめの作品は上の2シリーズなのに間違いはないのですが、それでも、自分の好みの作品から読みたいと思うのが自然です。

なので、上の2シリーズは除外して、改めて、おすすめ作品を厳選しました。

1.『エラリー・クイーンの冒険』

エラリー・クイーンさんの魅力をギュッと1冊に詰め込んだ贅沢過ぎる作品。

 

全11編からなる短編集となっていて、どの話でもエラリー・クイーンさんの持ち味がしっかり楽しめます!!

本作を読むまでエラリー・クイーンさんの作品で魅せるロジックは「長編小説」だからこそ出来る。そう思っていました。

 

だってそうでしょ!?

あんなにも緻密に構築された世界観を短編小説で再現できるとは思わないじゃないですか!!

しかし、その世界観をエラリー・クイーンさんは短編でも見事に再現していました。

 

それが、たっぷり11編も収録されているとなれば読む以外の選択肢ないですよね(≧▽≦)

エラリー・クイーンさんのファン、短編集好きの人に強くおすすめの一冊。

もはや、海外ミステリー好き必読の作品といってもいいでしょう。

大学に犯罪学の講師として招かれたエラリーが、その日起きたばかりの殺人事件について三人の学生と推理を競う「アフリカ旅商人の冒険」を劈頭に、「一ペニー黒切手の冒険」「七匹の黒猫の冒険」「いかれたお茶会の冒険」など、多くの傑作を集めた巨匠クイーンの記念すべき第一短編集。

2.『災厄の町』


「国名」シリーズとは、正反対のテイストで書かれた、「ライツヴィル」シリーズの1作目。

何が逆なのかというと、「国名」シリーズでは、ロジックを中心に書かれています。

しかし、「ライツヴィル」シリーズは、登場人物に大きく力を入れて書かれているのです。

 

最初は、「え、これクイーンの作品⁈」と思うほど、キャラが立っていましたが、最後では、「やっぱり、クイーンじゃ!!」と納得するロジック

 

キャラものも書けて、ロジックは美しい…

もはや、「エラリー・クイーンにミステリー書かせたら最強じゃね?」と考えてしまうほど。

 

「国名」シリーズが好みでなければ、本作から読み始めるのもいいかもしれません。

結婚式直前に失踪したジムが、突如としてライツヴィルの町に戻ってくる。三年間じっと彼の帰りを待っていた婚約者のノーラと式を挙げ、幸福な日々が始まったかに見えた。ところがある日、ノーラは夫の持ち物から奇妙な手紙を見つけた。

とにかくエラリー・クイーンの世界を楽しもう!!

  1. ミステリー小説が読みたい
  2. ミステリーと言えば、海外の本格
  3. 海外の本格ミステリーと言えば、エラリー・クイーン!!

この思考は…

  1. 夏だ!!
  2. 夏と言えば海
  3. 海と言えば、ビーチでバーベキューだぁぁ!!

と同じ思考です。(いや、違うだろうけど)

 

つまり、何が言いたいのかというと、エラリー・クイーンさんの作品を読みたくなるのは本格好きでは、だれでもあるという事です!!
※個人の意見です。とにかく好きという事を伝えたいだけなのです。

 

海外のミステリー小説は、翻訳者によって読みやすさが大きく左右するのは、間違いないのですが、よほど酷い翻訳者以外は、慣れてしまえば読みにくさは感じません。

この機会に、ぜひ海外翻訳の小説もチャレンジしてみてください。

読書の世界観が大きく変わるかもしれませんよ。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です