早坂吝『RPGスクール』-本格×超能力? またもや斬新なミステリーが登場!!

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はいどうも、山田絵日記です!!


今回もまたまた早坂吝さんの作品読んできました。


最近再読含めて6冊に1回くらいの頻度で早坂さんの小説読ませていただいています(≧▽≦)


そんで今回は、早坂吝さんの『RPGスクール』を紹介させていただきます。


本作のテーマはなんと、本格ミステリー×RPG(いや、タイトルのまんまなんですが…)


RPGということはもちろん、なにかしらの能力が使用できるのです。


「超能力使えるなら本格にする必要ないじゃん」


なんて野暮なこと言わないで下さいよ(;^ω^)


読者にそう感じさせないのが早坂さん。しっかりと設定を作りこみ、謎もその設定ならではのもの。


それでいて、ラノベのように読みやすいストーリーと文章と来た。


本格は今やここまで気軽に読めるものになっているんです。これはかなり嬉しいことですね^^


早坂吝『RPGスクール』

『RPGスクール』というタイトルなので、ゲームの中で事件が起きる話を連想するかもしれませんが


これが本作の面白い所、“超能力は現実世界でも実在する”


しかし、現実世界で超能力は限られて人にしか使えず、一般人は超能力というものを認識している程度。


普通の学校で超能力者を招いて特別授業をしているくらいなので、もちろん国も超能力の存在を認めています。


要は、超能力というものがあるのは常識という世界なのです。


運動場で最強の超能力者が…

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超能力を世の中に広めた〈時野イマワ〉。


彼女は主人公・剣崎尚也が通う学校、松江さくら高校へ超能力の特別授業をしにやってきました。


しかし、その授業もできないまま、運動場の真ん中で亡くなってしまったのです。


異変に気付いた〈剣崎〉、〈呉石〉、〈水鏡〉、〈六角〉、〈若草先生〉の5人は運動場の中央で合流。

顔を左に捻っていたので誰だか分った。

やはりイマワだった。

カッと目を見開き、ぴくりとも動かない。額の中央に打撲のような青黒い内出血があるが、外出血はない。

P40より引用


さらに

俺は周囲を見回した。今朝の散水で運動場全域が湿っている。

どこをどう歩いても絶対に足跡が残る状態だ。

それなのに見える範囲では今俺たちが付けた五筋の足跡しか残っていない。

P41より引用


ほうほう、本格でお馴染みの「足跡のない密室」ですか、これは燃えますね(。-`ω-)


さて、ここが本作の面白い所、現実世界には超能力とかいうチートを使える人物が存在するんです。


トリックを使った痕跡はないので、超能力者が超能力で〈イマワ〉を運動場の中央に移動させたということになるのですが


超能力で〈イマワ〉を移動させるメリットが少ないんですよ、だってそうでしよう??


この方法を使えば、「犯人は超能力者ですよ~」といっているようなものなんですから。


さて、ではなぜ犯人はわざわざこの方法で〈イマワ〉を移動させたのでしようか??


さあ、ゲームを始めよう


〈イマワ〉が息を引き取った瞬間「ピコーン」というゲームのスタート音のような音が聞こえ、空が黒色に…。


そして、自分を〈魔王〉と名乗る者が校内放送でこんな放送を

「私は考えた。時野イマワの追悼式を盛大に開催しようではないか、と。

だが湿っぽいのは嫌でね。ゲームだ。私は君たちにゲームを挑む」

P.46より引用


ってな具合で校内にいる、生徒、教員、さらには、特別授業を行いに〈イマワ〉と共に学校を訪れていた超能力研究所の3名が魔王の開催するゲームに強制的に参加させられてしまいます。


さらに、携帯電話は圏外、外に出ようにも、黒い壁に阻まれていて脱出不可能…。外部と完全に切り離されたというわけですね。


そして、ゲームが開始するわけですが、形式はもちろんRPG。


このRPGを終わらせたければ、校内のどこかに潜んでいる〈魔王〉を倒すことのみ


〈魔王〉の居場所は“モンスターを倒した時や校内のどこかに置かれている無数のパズル”を集めることで特定することできます。


ゲームクリアをしなければゲームに巻き込まれた者達は一生この中で過ごすこととなってしまうため


ゲームクリアは必ずしなければならないという事です。


『RPGスクール』のゲームルール


さて、〈魔王〉の突然の宣言でゲームが始まってしまったわけですが、内容はかなりフェアなのもです。


さすがに、鬼畜ゲーのPRGなんてやる気もしないですからね(^^♪


そこで、大まかなゲームのルールを紹介していきましょう!!


ルール1

このゲーム中に亡くなった(ゲームオーバーになった)者はゲームクリア後に全員生き返る。


ルール2

ゲームオーバーになったプレイヤーの衣服以外の持ち物はすべて消えずにその場に残る。


ルール3

武器はそれぞれの得意分野や強く思うことが武器となる。

例、主人公の〈剣崎尚也〉は剣道が得意なため竹刀を持つとその竹刀が剣になります。
また、超能力者ではないのに、ゲーム中は回復や物質移動という能力を持つ人も登場。


ルール4

校内のあちらこちらに置かれている、または、モンスターを倒した時に入手できるジグソーパズルのピースを集めて〈魔王〉の居場所を探し出し倒す。


ルール5

プレイヤーないしモンスター以外の物体を消滅させるような技は存在しない。


ルール6

スマホには、プレイヤーの強さや状態を確認できる『スカウター』、出会ったり倒したモンスターの情報を自動的に記録できる『モンスター図鑑』という2つのアプリがある。




大まかなルールはこんな感じです。


それに、ゲームをやりつつ、〈イマワ〉の事件の謎を解き明かさなくてはいけないのです。


まさしく、謎解きRPGといった感じのストーリー。これが面白くないはずないじゃないですか!!


おわりに


魔王を討伐しゲームクリアを目指しながらも、〈イマワ〉の事件の謎と解かないといけないという少し忙しい展開ですが


早坂さんの読みやす過ぎる文章と、RPGという誰にでも親しみのあるゲーム形式が混ざり合ってひたすら面白い!!


それに「エピローグ」が…


この本が気になった方はぜひ一読してみてください!!


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